目次

DI/DO の利用


MA-S1xx シリーズには、標準で DI x 4ch, DO x 2ch が実装されています。


MA-S120/LAD-B には、DI x 12ch, DO x 4ch が実装されています。


ハードウェア仕様

電気的仕様

DI (入力)

項目 内容
接点入力電圧接点入力
ポート数4ch (DIN 0〜3)
コモン4ch/コモン
入力電圧DC12〜24V±10% (DC10.8V〜26.4V)
入力閾値ON : DC10V以上, OFF: DC3V以下
入力電流約2.5mA〜5mA
入力インピーダンス約6kΩ
絶縁方式フォトカプラ絶縁
絶縁耐圧DC500V1分間, 外部端子〜内部回路間


DO (出力)

項目 内容
接点出力オープンコレクタ出力
ポート数2ch (DOUT 0,1) / 4ch
コモン2ch/コモン / 4ch/コモン1)
負荷電圧DC26.4V(最大)
負荷電流DC50mA(最大)
ON電圧DC1.1V以下(最大負荷時)
OFF時漏洩電流0.1mA以下
保護機能過電流保護
絶縁方式フォトカプラ絶縁
絶縁耐圧DC500V1分間, 外部端子〜内部回路間


等価回路

DI

DI 部はフォトカプラ及び電流制限抵抗により構成されています。
また、電源の接続方法によりプラスコモン、及びマイナスコモンの機器との接続も可能です。


DO

DO 部は、フォトカプラと過電流保護素子により構成されています。


ソフトウェア

DI

libgpiod を使用したアクセス

MA-E3xx シリーズで利用していた GPIO sysfs interface は deprecated2) になり将来的に廃止されるため、
MA-S1xx シリーズでは後継の libgpiod3) を使用してアクセスします。

コマンドラインでアクセスするには、gpiod package のコマンドでアクセスできます。
※gpiofindでピン番号が確認でき、gpiogetでON/OFFの確認が出来ます4)

root@gemini:~# gpiofind DI0
gpiochip0 102
root@gemini:~# gpiofind DI1
gpiochip0 103
root@gemini:~# gpiofind DI2
gpiochip0 104
root@gemini:~# gpiofind DI3
gpiochip0 105
root@gemini:~# gpioget `gpiofind DI2`
1


超低消費電力マイコン経由でのアクセス

DO

MA-E3xx シリーズと同様に、LED class driver にマッピングしてあります。

root@gemini:~# ls -l /sys/class/leds/DO*
lrwxrwxrwx 1 root root 0 Oct 30 19:58 /sys/class/leds/DO0 -> ../../devices/platform/leds/leds/DO0
lrwxrwxrwx 1 root root 0 Oct 30 19:58 /sys/class/leds/DO1 -> ../../devices/platform/leds/leds/DO1
1)
MA-S120/LAD-B
4)
0がONで1がOFFです