====== メールを送信する ====== v4.2.1α1 より ssmtp に代わり [[https://marlam.de/msmtp/|msmtp]] を導入しました((ssmtp はメンテナンスされていないようです))。\\ また、[[https://www.sdaoden.eu/code.html|s-nail]]((feature-rich BSD mail)) も導入しましたので、これらを組み合わせてコマンドラインから簡単にメールを送ることができます。\\ \\ ===== 設定 ===== Gmail を使用して、添付ファイルをつけてメールを送る想定で設定してみます。 \\ ==== msmtp の設定 ==== ''/etc/msmtprc.template'' ファイルを編集して、Gmail のアカウント・パスワードを設定しておきます。 # Set default values for all following accounts. defaults syslog on aliases /etc/aliases tls on tls_trust_file /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt auth on syslog LOG_MAIL # Gmail account gmail host smtp.gmail.com port 587 from your.address@gmail.com <----+ user your.address <----+--- これらを設定 password Your Password here <----+ account default : gmail 編集して、''/etc/msmtprc'' というファイル名で保存しておきます。\\ root 以外で使用しない場合、ファイルのパーミッションを 0600 にしておいたほうが安心かもしれません。 \\ ===== 準備 ===== メール本文はコマンドラインで設定することもできますが、複数行で構成された文章も送れるかテストしたいので、ファイルとして用意しておきます。 ほんぶん。 改行もまぜて。 どうでしょうかね、送信できますかね。 \\ 添付ファイルを付けて送れるか試すため、適当に ZIP ファイルを作っておきます。\\ 今回は、''/etc/logrotate.conf'' を ZIP 圧縮して ''conf.zip'' としておきます。 user1@plum:~$ zip conf.zip /etc/logrotate.conf adding: etc/logrotate.conf (deflated 50%) \\ 本文用と添付ファイル用の2つのファイルが準備できました。 user1@plum:~$ ls -l total 8 -rw-r--r-- 1 user1 user1 536 6月 26 15:22 conf.zip -rw-r--r-- 1 user1 user1 94 6月 26 15:18 honbun.txt \\ ===== 送信 ===== 送信してみます。メールの Subject も日本語で指定してみます。 user1@plum:~$ cat honbun.txt | s-nail -a conf.zip -s "添付ファイルつき" user@example.jp user1@plum:~$ echo $? 0 user1@plum:~$ \\ 送信できました。 {{:mae3xx_tips:send_mail:send_email_received.png|}}