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dfota_via_http:start

差分

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dfota_via_http:start [2024/03/22 10:40]
admin 作成
dfota_via_http:start [2024/03/22 11:06] (現在)
admin
ライン 5: ライン 5:
 HTTP Server に DFOTA((差分ファームウェアによる)) firmware を配置し、ターミナルから AT Command を発行することにより DFOTA の実行を LTE module に指示することで開始します。 HTTP Server に DFOTA((差分ファームウェアによる)) firmware を配置し、ターミナルから AT Command を発行することにより DFOTA の実行を LTE module に指示することで開始します。
  
 +===== 手順 =====
  
 +==== 準備 ====
 +
 +=== ファームウェアの取得 ===
 +
 +DFOTA で適用する差分ファームウェアを取得します((一般公開はできないものなので、必要な場合は弊社担当営業までお問い合わせください))。
 +
 +\\
 +
 +=== HTTP サーバーへのファームウェアの配置 ===
 +
 +モジュールで使用する SIM の回線で到達できるアドレスに Web Server を設置し、入手したファームウェアファイルを配置し、ダウンロードできるように設定します。
 +
 +\\
 +
 +==== 実機での作業 ====
 +
 +=== PPP 接続設定の確認 ===
 +
 +PPP 接続の設定を行い、用意した HTTP サーバーに通信可能なことを確認しておきます。
 +
 +\\
 +
 +=== PPP 接続の停止 ===
 +
 +モジュール自身が HTTP サーバーからファームウェアを取得するので、PPP 接続を停止しておきます。\\
 +リカバリ処理でファームウェア更新中にモジュールのリセットなど行うことが無いように、ppp.path も一緒に停止しておきます。
 +
 +<​code>​
 +root@gemini:​~#​ systemctl stop ppp.path
 +root@gemini:​~#​ systemctl stop ppp.service
 +</​code>​
 +
 +\\
 +
 +=== アンテナレベルモニタの停止 ===
 +
 +アンテナレベルモニタも停止しておきます。
 +
 +<​code>​
 +root@gemini:​~#​ systemctl stop mobile_watch.path
 +root@gemini:​~#​ systemctl stop mobile_watch.service
 +</​code>​
 +
 +\\
 +
 +=== ターミナルで接続 ===
 +
 +ターミナルアプリケーションでモジュールに接続します。\\
 +PPP 接続をしていた場合エコーバックが無くてわかりづらいので、"​ATE1"​ を入力しておきます。
 +
 +<​code>​
 +root@gemini:​~#​ microcom /​dev/​ttyQtel0
 +   <​--- ATE1 と入れている
 +OK
 +AT
 +OK
 +</​code>​
 +
 +\\
 +
 +=== DFOTA コマンドでモジュールに指示 ===
 +
 +HTTP サーバーに配置したファームウェアの URL を DFOTA のコマンドでモジュールに指示します。\\
 +ファームウェアのダウンロードが開始され、終了するとファームウェア更新のためモジュールが disconnect します。
 +
 +{{:​dfota_via_http:​ec25_dfota_minicom2.png|}}
 +
 +\\
 +
 +=== 完了まで待機 ===
 +
 +ファームウェア更新完了するとモジュールが認識され、もとのように /​dev/​ttyUSBx などが見えるようになりますので、それまで電源を落としたりリセットしたりせず待機します。\\
 +※ MA-S120 に搭載している EC25-J の場合、だいたい 6 分 20 秒程度かかります。
 +
 +\\
  
dfota_via_http/start.1711071634.txt.gz · 最終更新: 2024/03/22 10:40 by admin